30日放送のabemaTV「NewsBAR橋下」で、泥沼化している小室圭氏との婚姻騒動について、橋下徹、石原良純の両名が意見を述べた。ところがその内容の論点がずれていると、世間の反応は冷ややかだ。

石原良純

やっぱり僕も娘がいる父親として、最初はどうなの?という気持ちもあった。だけど最近ではメディアがニューヨークにまで行って連日報じている。やっぱり興味がある人がいるから報じるんだと思うけど、お母さんの問題を通り過ぎて、ご学友の話、周辺の話と、尾ひれのような報道になっていると思う。

まだ若いし、メンタル面や生活のことを考えたら、ここまでやっていいのかなって、そろそろ思わないのかな。僕たちは表に出て禄を食んでいる立場だからしょうがないと思うけど、それでも私生活に興味を持たれるのは辛い。

橋下徹

政治家であれば投票率40~50%くらいの選挙で、そのうちの半分としたら有権者の20%くらいの支持を得て当選する。その20%の支持を得るだけでも本当に必死。だけど天皇の地位、皇室の地位というのは、“国民の総意に基づく“となっている。つまり全国民の8割、9割が支えてくれないといけないということ。

橋下徹

結婚する時に説明責任を果たしている人なんているの?俺だって定職に就いてないときに結婚しているからね。正直、小室さんの何が問題なのかが全然わからない

サバンナ高橋

奨学金で勉強している人に400万円のお金を作れって、むちゃくちゃなこと言ってる

橋下徹

クラウドファンディングで集めたっていいと思うし。それで食事会の権利とかあったら、俺だったら買うけどね。これから就職して、きちんと頑張りますって言えば全然問題ない。後は食事参加券(笑)

橋下氏も少し見ない間に劣化してしまったなあという印象だが、上で言われているような内容が小室圭氏に対する批判の反論にはなっていないのは明らかだ。

世論の多くも氏の発言に一切納得していない。

皇室に関わる人間としてはダメだと思う。
一般人ならスルーしてるよ。

皇族を呼ぶ食事会で金儲けをしようってことだろ。
皇室の私的利用そのものであり,許されないだろう。

過熱報道に物申すのは分かるけど、ただ、彼は婚約会見も、礼の仕方なんかも、あたかも皇族入りした体をなしている。かなり、イヤラシイ匂いがしている。私たちは、そういう彼のイヤラシさと彼の現実的な生い立ちのギャップに、小室氏の腹黒さを感じずにはいられない。

と概ね否定的な声がほとんどだ。

日本の有識者や政治家が、国民の声・一般的な感じ方を無視しているわかりやすい例だろう。

そもそも橋下氏の話では皇族を政治家に例え、その支持率の獲得の難しさを論じているが、そのような論法をとるのであれば世論調査の7割超が結婚に否定的・反対だった3月末に実施された文春オンラインの結果を受け止めるべきである。

この結果やSNSの反応を見ても、世間の多くが小室圭氏を不信任しているのは明らかであり、政治家であれば落選である。

ついでに政治家に例えるなら小室氏の言動は秘書が勝手に集めた金が不正献金だったが、自分は関知してないので無関係、という類のものに近い。

また世論はもはや400万円を小室さんが用意しないことに怒っているわけではない。

ここまで話題になれば有志が肩代わりを名乗り出たり、寄付を募ればすぐに用意できる金額だろう。実際、小林よしのり氏が借金の肩代わりを名乗り出ている。

しかしそのようなことは、皇族入りする人物との距離を金で買うという典型的な皇室利用でしかない。クラウドファンディングは考えてないのではなく、そんなことをしたら破談が確定的になるからできないだけだ。

橋下氏はそんな大学生が思いつきそうな雑なアイデアを公共の電波で垂れ流しているに過ぎない。

借金があること、現在の収入が少ないことはあくまで不信感を抱かせるきっかけに過ぎず、国民が現在感じているのはそのようなバックグラウンドがあることがわかった今、小室氏は胡散臭く皇室に近づいて一攫千金を目指しているのではないか、という感情である。

皇族が日本人の精神性にとって重要な存在である以上、皇族が勝手に決めるので国民は黙っていろという姿勢ではいけない

解決策は400万円を用意することでも定職につくことでもなく、国民のそのような不信感を払拭して多くの国民が二人を祝福する状況を作ることでしかない。

すべてが後手後手に回った今となっては大変だろうが、小室氏が人格的に本当にふさわしく眞子様を心から愛しているのであれば、誠実な対応を根気強く続けるだけで良い。

それを、「国民の過熱ぶりは一過性だからニューヨークに避難してほとぼりが冷めるのを待つ」という方針だから怒っているのだ。

皇室の運営費を賄っているのは税金だ。日本国憲法では天皇の国事行為は内閣の助言と承認に基づき行うとある以上、国民の代表者である政治家を通じて国民が皇室に意見するのは制度上当然の権利だ。

天皇以下皇族の食費や住宅はすべて我々の税金なのだから、皇族は国民の言うことに従えというのは乱暴な意見だと思うが、使途が曖昧なお金があるなら意見すべきだ。

現状では小室圭氏との結婚に際して支払われる支度金1億5,000万円はとうてい国民の納得のいくものではない

もし眞子様が強引にそのようなことをしたら、国民の皇室に対する敬意は失われ、皇室の危機が訪れるだろう。そのような爆発を防ぐため、今のところ皇室外の人間である小室氏に対する不満などは抑え込む必要がないと思う。

小室氏が一応一般人なのは確かだが、それでも皇族と結婚しようとして宮内庁が手配する会見にも出ていることから、立候補中の政治家のようなもので、正当な批判であれば受け入れる義務があるだろう。